スペイン語の「Cuál と Qué」の使い方「質問フレーズ」で違いを身につけよう!

08/12/2020

CuálとQuéの違い
De: Spanish in 3 steps

2019年も残り1ヶ月と少し・・・
親友のアミガと「この一年、自分自身をふりかえってみよう!」というテーマで言語交換をしました。
そこで早速現れた壁「cuál」 と 「qué」の違い。
いつも使い方に混乱してしまいます。
だけど、そう感じたなら、正しく勉強している証拠です!
だって、
「スペイン語を学ぶ日本語話者にとって習得が難しい文法項目の1つに疑問詞 “cuál” がある。」と言われるように、スペイン語を学ぶ多くの人が悩ましく学習しているのです。

さて。
スペイン語の意味を調べてみましょう。

Cuál
[+ ser] 何、誰、どんなもの、どんなこと
[一般動詞と共に] どれ、どちら(全体の中の一部を選択する)
[~不定詞] どちらに・・・すべきか

Qué
[疑問文の文頭で] [間接疑問文で] 何、どんなもの、どんなこと
[不定詞を従えて] 何をすべきか、何ができるか、・・・すべきこと

です。

同じじゃないの?(笑)

まずは、9つの例文で違いをチェックしてみましょう。アミガと会話した内容を日本語とスペイン語でまとめます。

自分と向き合う9つの質問

  1. 今年、一番うまくいったことは何ですか?
    ¿Cuál es la mejor cosa que has tenido en este año?
  2. 楽しかった思い出は何ですか?
    ¿Cuál es tu recuerdo más divertido de este año?
  3. これからも続けたいことは何ですか?
    ¿Qué cosas harás en el futuro?
  4. うまくいかなかったことから学んだ事は何ですか?
    ¿Qué has aprendido de tus fracasos?
  5. 来年、やめたいことは何ですか?
    ¿Qué cosa quieres dejar en el año que viene?
  6. 今年一番の大きな変化は何ですか?
    ¿Qué has cambiado la más gran cosa este año?
  7. 感謝していることは何ですか?
    ¿Por qué estás agradecido?
  8. もっと時間を費やしたかったことは何ですか?
    ¿A qué le querías dedicar más de tu tiempo?
  9. 来年、変えたいことは何ですか?
    ¿Qué quieres cambiar en tu vida en el año que viene?

 

CuálとQuéの使い方

 

日本語だと「何」が最初に頭に入ってきてしまうので、私はこの全てのフレーズに「Qué」から始まる表現をしていました。
しかし、スペイン語では、時に「Cuál」を使います。

Cuál と Qué の使い方

辞書によると、

「Cuál」は、
「人と物について用いられる」
それが「誰・どれであるかを固定すること」を求める。

「Qué」は、「定義」を求める。

とありますが・・・

やっぱり、
まだ・・・イマイチ、わーかーらーなーいー!!

ちなみに「定義」とは、Oxford Languagesによると、

  1. 「と」で表すことにとりわけ着目する気持を表す。
    「太郎仲よくしているよ」
  2. 着目する事物を提示してこれこれなのだと説くのに使う。
    ・・・というのは。ここ・・・とあるのは。
    「子供というのはなんと可愛いものだろう」

となります。

では、話を戻して、
アミゴ達に聞いてみました。

Left Caption

AMIGO

1. Cuál se usa para ser el nombre
2. Cuál se usa cuando el grupo es heterogéneo
3. Cuál + sustantivo es incorrecto1. Qué se usa para saber significado
2. Qué se usa cuando el grupo sobre el que preguntas es homogéneo
3. Qué + sustantivo

Cuál は、

  1. 名前に使用されるもの
  2. グループが異なる場合に使用される
  3. Cuál + 名詞の組み合わせは、間違い

Qué は、

  1. 意味を知るために使用されるもの
  2. 質問しているグループが同種の場合に使用される
  3. Qué + 名詞 の組み合わせ

 

Left Caption

AMIGA

“Cuál” se refiere a opciones específicas, usualmente ya han sucedido. Mientras que “qué” es una pregunta mas general, y no necesariamente implica que ya haya sucedido.

Cuál は、

特定のオプションを指し、通常はすでに発生していること。

Qué は、

より一般的な質問だけど、必ずしもそれがすでに起こっていることを意味するわけではない

 

ふむ。わかるよーな、わからないよーな。
アミゴ達はネイティブだけど、先生じゃないからね・・・笑。

イメージで考えてみる

スペイン語ですが、イラストをよく見ながら読んでみてください。

cuálとquéの違い
De: PONTE LAS PILAS SPANISH

 

どうでしょうか?なんとなくつかめましたか?

うーン、まだ!
というあなた、私も(笑)です。

では、もう少し、掘り下げてみましょう。

論文から理解してみる

まず、下の例文を見比べてください。

  • ¿Cuál de estas corbatas te vas a poner?
    これらのネクタイのうち、どれをするつもりですか?

個数を数えられるものの選択肢が明示されている場合、
スペイン語は「cuál」、日本語は「どれ」が用いられます。
これは、簡単です、わかりますよね。

では、次の文章になると、スペイン語は「cuál」、日本語は「何」が用いられます。

  • ¿Cuál fue la causa de semejante viraje?
    そのような転換の原因は、だったのですか?

むむむ!!

「なんで?」・・・「qué」じゃなくて「Cuál」?

PORQUE

「causa」のような「抽象名詞」(人の性質や動作・思考などの、全く形のない、目に見えない名詞)に対しては「cuál」が使用されます。

でも!
スペイン語では、「動詞 ser+抽象名詞」の疑問文に、「cuál」も「qué」も出てくるのです。

  • ¿Cuál es la causa?
    原因は何ですか?

スペイン語では,causa(原因)の特定を求める場合には「cuál」が用いられます。

  • ¿Qué es la causa?
    原因(~とは / ってですか?

日本語では、言葉の定義を問う場合、「とは」、「って」という助詞が付きます。

はい!もう、わかってきたと思います。

抽象名詞の例

以下の名詞はいずれもよく使う抽象名詞です。

  • diferencia
  • importancia
  • tema
  • causa
  • reacción
  • posibilidad
  • solución
  • función

したがって、注目の語彙になります。

参考文献:神戸市外国語大学 学術情報リポジトリ
対照研究とスペイン語教育  疑問詞cuálを中心に  和佐敦子

たくさん使うこと

日本語で言う「あなたのお名前は何ですか?」は、スペイン語では、「¿Cuál es su nombre?」と言い、「何」ではなく、「どれ」なんですよね。
これに関しては、日本語では、星の数ほどたくさんの名前が存在し、なんでも好きに選んでつけることができますよね。
しかし、スペイン語の世界では、日本語ほど無数にはなく、限られた中で名前をつけることになるので、きっと「その中でどれかな?」という表現になるのだと思います。

スペイン語圏の人名については、
スペイン語圏でも使える日本語の女の子の名前は?
を合わせてご覧ください。

アミゴ達から教えてもらったことを頭に入れつつ、やはり、たくさん会話をし、微妙なフレーズは、ネイティブの人たちのスペイン語をよく聞いて、身につけていくのが大事だな、と感じました。

私が何度間違えても、「日本語の “何” は同じなんだよね!」と笑ってくれる優しいアミガに感謝します。

もう一つの壁

これもややこしい。でも、すごく大事なので、読んでみてください。
スペイン語の否定疑問文の答え方「Sí , No」と日本語の「はい、いいえ」

Gracias por leerme. Hasta la próxima.