スペイン語の勉強を続けていると、スペイン語を話している国の文化や歴史にも興味が湧いてきます。
ご存じの通り、スペイン語はスペインだけでなく、ラテンアメリカでも話されている言語です。
でも・・・その昔、ラテンアメリカで暮らしていたたくさんの先住民たちの言葉はどんなものだったのでしょう?
ラテンアメリカで最も話されている先住民族の言語についてまとめてみました。
そして、今日、次の先住民族の言語を話す人は何人いるのでしょうか?
先住民語とは
先住民語とは、特定の地域固有の言語であり、その地域の原住民の言語です。
多くの先住民語は少数言語と見なされていますが、広く話されており、言語的包摂を強調し、特にラテンアメリカでは様々な地域に存在しています。
ラテンアメリカで最も広く話されている先住民族の言語と、その言語が話されている国、そしてその言語を話す人々の数について見ていきましょう。
各先住民語にはその変種があるため、話者の総数はこれらの変種の組み合わせに反映されることがありますのでご注意ください。
ラテンアメリカで最も広く話されている5つの先住民言語
Las 5 lenguas indígenas más habladas en América Latina
ケチュア語
Quechua
ケチュア語は、ラテンアメリカで最も広く話されている先住民言語で、現在約900万人の話者がいます。
ケチュア語は、現在ペルーとエクアドルで知られている高地で生まれ、インカ帝国拡大への努力のおかげで南米全土に広まりました。
ペルーとエクアドルに加え、コロンビア、チリ、ボリビア、ブラジル、アルゼンチン、合計8カ国で話されています。
重要なことは、このケチュア語は1つのパターンだけではなく、南米には約40種類のケチュア語があるそうです。
グアラニー語
Guaraní
グアラニー語は、ラテンアメリカで2番目に広く話されている先住民族の言語であるだけでなく、南アメリカで2番目に広く話されており、その話者数は約700万人にのぼります。
グアラニー語は、tupí-guaraní(トゥピ・グアラニー)語族に属し、主に南米のアマゾン地域で話されています。
この先住民族の言語は、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイの4カ国で話されており、パラグアイの公用語です。
パラグアイの人口の90%以上が、グアラニー語を母語または第二言語として話しています。
そして、グアラニー語には10種類弱のパターンがあります。
マヤ語
Maya
マヤ語は、ラテンアメリカで3番目に広く話されている先住民族の言語で、現在約600万人の話者がいます。
ケチュア語と同様、マヤ語族は30種類のマヤ語のグループであり、話者の大半はグアテマラとメキシコです。
マヤ語話者の人口が最も少ないのはベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドルで、話者数は数千人です。
アイマラ語
Aimara
アイマラ語は、ボリビアとペルーのアンデス地方を中心に話されており、ボリビアでは約150万人、ペルーでは約50万人がアイマラ語を話しています。
アイマラ語はアルゼンチンとチリにも存在し、数千人の話者がいます。
ナワトル語
Náhuatl
アステカの主要言語、ウト・アステカ語族に属するナワトル語は、現在30種類あります。
この土着語は全部で約200万人の話者がおり、そのうち150万人がメキシコ中央部に住んでいます。
メキシコ中央部以外でも数千人の話者がおり、メキシコに住むほとんどのナワトル語話者はバイリンガルで、スペイン語も話せます。
エルサルバドルのナワトル語話者の人口は非常に少なく、10,000人に満たないと考えられています。
ラテンアメリカで最も話されている先住民の言語トップ10
Las 10 lenguas indígenas más habladas en América Latina
最も話されている先住民の言語トップ5がわかったところで、次はトップ10のリストをご紹介します。
リストの最後の5つの先住民言語は、話者人口が100万人未満です。(話者数はおおよそ)
出典:Native Language of the Americas, 2020
- ケチュア語(話者数 900万人)
- グアラニー語(話者数 700万人)
- マヤ語(話者数 600万人)
- アイマラ語(話者数 250万人)
- ナワトル語(話者数 200万人)
- マプチェ語(話者数 50万人)
- ミステカ語(話者数 47万5,000人)
- サポテカ語(話者数 45万人)
- オトミ語(話者数 28万5000人)
- トトナック語(話者数 24万人)
マヤの文化を少しだけ知りたい!
好きな人は絶対はまります。本当に美しい世界です。
Gracias por leerme. Hasta la próxima.