「スペイン語」接続法の現在(未来)と過去をわかりやすく理解!

「スペイン語」接続法の現在と過去の使い方はシンプル!

スペイン語はラテン語から派生したロマンス言語で、約15,000の動詞があり、そのうち私たちが使用する動詞は600あまりになります。
そのうちの直説法、接続法と呼ばれるスペイン語の文法ですが、この違いは何でしょう?

前者が行動や行為、具体的な時間を表現しているのに対し、後者は願望や可能性を強調する仮説的なものであることです。
そのほかにも、重要な違いがあります。
例えば、通常、直説法は真実を表し、接続法は感情、疑い、希望などを表します。

接続法の文法

GRAMÁTICA DEL MODO SUBJUNTIVO

ある状況において、希望、感情、疑い、可能性、意見、あるいはアドバイスや提案を表現する場合、ほとんどの場合、仮定法(非現実のモードとも呼ばれます)を使用することになります。

独学でも理解できます!詳しい説明はこちらから。
【図解】慣れれば簡単!スペイン語の接続法

接続法は、主語となるものと結合する役割を果たすものを指し、ほとんどの場合、queで始まる従属文に使われ、指示詞の先行詞の存在を暗示することを示します。

 

接続法 現在と過去 の使い方

手っ取り早く理解できるように、ストーリーを頭に浮かべてみましょう。
現在(未来)から過去の流れ、つまり時制にも注目してください。使い分けが自然に身につきます。

Ejemplo:
スペイン語の先生「Juan」は、いつも生徒たちに親身に寄り添いとても良い先生です。
先生は、生徒たちが興味深くスペイン語を勉強してくれるようにいろんなことを考えています。

 

モード「その1」

フアン先生が常に思っていること

 

PARA QUE ~するために

PARA QUE (+subjuntivo)

  • para que os lo paséis bien(君たちが楽しい時間を過ごしてくれるように)
  • para que os divirtáis(君たちが楽しめるように)
  • para que tengáis ilusión(ワクワク感を持続させるために)
  • para que sigáis motivados(モチベーションを維持できるように)
  • para que no os aburráis estudiando español(君たちがスペイン語の勉強に飽きないように)

 

モード「その2」

勉強が楽しくない生徒に対して

 

PROBABLEMENTE おそらく

PROBABLEMENTE (+indicativo/subjuntivo)

  • Probablemente terminará…(おそろらくやめるだろう)
  • Probablemente termine…abandonado…(おそらく諦めてしまう)

 

QUERER QUE 望む

QUERER QUE (+subjuntivo)

  • Quiero que este clase sea un clase diferente(この授業を今までとは違うものにしたい)
  • Quiero que vosotros penséis que yo soy un buen profesor(君たちに良い先生だと思われたい)

 

モード「その3」

フアン先生がいつも授業中に思っていること

 

QUERER QUE 望む

  • Quiero que prestéis atención(注意をしてほしい)
  • Quiero que me toméis en serio(真剣に取り組んでほしい)
  • Quiero que me escuchéis(聞いてほしい)
  • Quiero que entendáis(理解してほしい)

 

OJALÁ どうか~であるように

OJALÁ (+subjuntivo)

  • Ojalá al final de este clase penséisこの授業の終わりには、考えてくれるといいのだが

 

SEGURAMENTE たぶん

SEGURAMENTE (+indicativo/subjuntivo)※直接法が使われることが多い

  • Seguramente al final de este clase os preguntéis(たぶん、授業の終わりには、疑問に思うだろう)

 

モード「その4」

授業が終わったあと

 

QUIZÁS たぶん

QUIZÁS (+indicativo/subjuntivo)

  • Quizás muchos ya hayáis escuchado antes(たぶん、以前に聞いたことのある人が多いんじゃないかな)
  • Quizás hayáis olvidado(たぶん、忘れたのかな)

 

TAL VEZ たぶん

TAL VEZ (+indicativo/subjuntivo)

  • Tal vez no lo hayáis entendido bien(たぶん、きちんと理解していなかったのかも)

 

ESPERO QUE 期待する

ESPERO QUE +subjuntivo

  • Espero que con este vídeo lo entendáis(このビデオで理解してくれるといいんだけど)
  • Espero que lo reviséis y rectifiquéis復習をして見直してくれますように

 

よく使う接続法

con subjuntivo
よく使われるものをまとめると、

  • Espero que vengas
  • Ojalá que vayas
  • No creo que sea
  • Me parece genial que haya
  • Es bueno que tengas

!y muchas más!
など、もっとたくさんあります!

 

接続法の現在と過去

接続法の現在は、(Presente del subjuntivo)

現在と未来のことについて話すとき
hablamos del presente/futuro

 

接続法の過去は、(Pasado del subjuntivo)

過去のことについて話すとき
hablamos del pasado

 

例文で見てみましょう。

  • Ojalá mi hijo apruebe el examen(息子の合格を願っています)
    →未来
  • Me parece genial que hoy haga calor(今日は暖かくてよかったな)
    →現在
  • Espero que mi marido termine de trabajar pronto hoy(今日は夫の仕事が早く終わるといいなあ)
    →未来

 

¿Qué digo después?
上の出来事が過ぎた場合は、

  • Ojalá mi hijo haya aprobado el examen(息子が合格したらいいな)
  • Me parece genial que hoy haya hecho calor(今日は暖かかったのでよかったな)
  • Espero que mi marido haya terminado de trabajar pronto hoy(今日は夫の仕事が早く終わっていたらいいなあ)

 

レイナルナ
レイナルナ

どうですか?
微妙な時制のニュアンスがつかめたと思います。日本の教科書や参考書はちょっと堅苦しくてわかりにくいんです。
接続法はいがいとシンプルなもので、よく使うものが限られます。

 

言うまでもありませんが、接続法現在の動詞活用と完了時制の「haber」の活用を覚えるのは必須です!
練習できる動画を作成したので、ご活用ください。

 

接続法過去を使用した日常会話の例

あともう少し接続法の過去のニュアンスをつかみましょう。
日常生活における会話のフレーズで使い方を参考にしてみると、よりわかりやすいです。

 

Diálogo 1

Pepe: Oye Mona, una cosilla, ¿has hablado con Paco?
Mona: No, ¿por qué?
Pepe: Pues que, mira, ha cancelado su alumna la clase y creo que él está de camino. Le acabo de mandar un email.
Mona: Espérate, que lo llamo.
Pepe: Vale.
Mona: No, no me lo coge.
Pepe: Bueno…
Mona: Espero que haya visto la llamada.

ペペ: ねえ、モナ、噂なんだけど、パコと話した?
モナ: いいえ、なんで?
ペペ: 見て、彼、レッスンをキャンセルしたんだ。向かっているところだと思うけど。今、メールしたところ。
モナ: 待って、電話するよ。
ペペ:うん。
モナ:出ない、出ないね。
ペペ:そうか・・・
モナ:着信を見てくれたらいいけど。

Diálogo 2

Pepe: Hola Mona, ¿qué tal?
Mona: ¡Hola Pepe!
Pepe: Una preguntilla, ¿qué vas a hacer este fin de semana al final?
Mona: Pues aún no lo sé, pero si me sale algún plan te aviso.
Pepe: Bueno, tampoco te sientas presionada, eh. Si no quieres salir conmigo, yo qué sé, pues me lo dices y punto.
Mona: ¿Cómo? Me duele mucho que hayas pensado eso de mí.
Pepe: ¿Mona?

ペペ: やあ、モナ、元気かい?
モナ:ペペ、こんにちは。
ペペ:ちょっと質問、今週末は何するの?
モナ:うーん、まだわからないけど。何か予定があれば連絡するよ。
ペペ:いや、プレッシャーに感じないでよ。出かけたくないなら、どうしようってだけ、言ってくれればいいよ。
モナ:えっ、そんな風に思ったなんて、すごく傷つくんだけど。
ペペ:モナ?

Diálogo 3

Mona: Pepe, ¿quién ha entrado en clase?
Pepe: No tengo ni idea, probablemente haya sido tu alumno.
Mona: ¿Estás seguro?
Pepe: Para nada.

モナ: ペペ、誰が教室に入ったの?
ペペ:わからないな。おそらく、君の生徒さんじゃない?
モナ:確かに?
ペペ:とんでもない。

Diálogo 4

Pepe: Oye Mona, ¿has corregido los exámenes de tus alumnos?
Mona: No… pero esta tarde te mando las notas.
Pepe: Vale, ¿y crees que han aprobado o no?
Mona: No sé… espero que lo haya hecho bien.
Pepe: Va, seguro que sí. Adiós.
Mona: ¡Adiós!

ペペ: やあ、モナ、試験のまる付けした?
モナ:まだ・・・でも、今日の午後には成績を送るわ。
ペペ: オーケー!じゃあ、合格と不合格、どちらだと思う?
モナ:どうだろう・・・うまくいってくれてたらいいな。
ペペ:うん、そうだね。じゃあね。
モナ:またね!

 

レイナルナ
レイナルナ

会話にすると、自分でも気軽に使えそうですよね。
すべてを覚えなくても大丈夫です。少しずつひとつの短いフレーズを試してみてください。

 

Espero que os haya gustado este blog(このブログを気に入っていただけたら幸いです)
Probablemente os ayude a mejorar vuestro español enormemente(おそらく、私たちのスペイン語の上達に大いに役立ちます)

Gracias por leerme. Hasta la próxima.