【図解】慣れれば簡単!スペイン語の接続法

09/02/2021

El modo subjuntivo en español. ¡Es fácil!

スペイン語のビギナークラスが終わる頃、早く「接続法」が習いたくてしかたありませんでした。上級者レベルの人たちは「接続法て、ほんとloco!複雑すぎてキライー!」なんて言っていたので、どんなに厄介なのか早く知りたかったのです。それに「接続法」がわかれば、だいたいのことをスペイン語で話せるようになれるんだ!てワクワクしていたのです。
しかし、「接続法」を学ぶ前に帰国することになり、結局、先生について習うことはありませんでした。また、接続法を使わなくても、いがいとどうにか会話になることもわかり、「ま、いっかー」なんて。(笑)
でも、やっぱり、一通り勉強したくて、ずっと気になっていました。

もうレッスンにお金をかけたくなかったので、一冊の参考書を穴が開くほど読みまくり、友だちに添削してもらい、ドリルもたくさんやりました。
難しそうなので、自分だけで学ぶのは無理かと思いきや、結果、独学でしっかり身についたと自負しています。独学でも理解できたことで自信にもなりました。
慣れたら「接続法」は簡単です。なにがなんでも、動詞の活用を覚えて、時制の使い方を理解することです。

スペイン語の接続法とは

接続法の意味をざっくり言うと、
基本的には、従節に使われる動詞の法です。

どんな時に使う法?

  • 話し手の主観(自分ひとりの見方)や、「推測、感情」などを表すときに使います。
  • ある事柄を「疑惑、願望」などの概念と結び付けて、想定上のこととして述べるときに使われます。

例文:

  • No es cierto que Luis estudie Derecho.(ルイスが法律を勉強しているか確かではない。)
  • Quiero que mis hijos vengan a verme.(私は息子たちに会いに来てほしい。)

スペイン語の接続法

例: その1

従節の文的内容が、

Te pido que cierres la ventana.(私は君に窓を閉めてくれるように頼む。)

のように、
「まだ窓は閉まっていない」
ので、
「君が窓を閉めるか、どうかが、まだわからない
という場合です。

例: その2

従節の文的内容が、

Me alegro mucho de que ya estés mejorando. (私は君がもう良くなっていて、とてもうれしい。)

のように、
「相手が病気であると思っていた」
ので、
相手が快復している、という知らせは、意外な情報となる
というような場合です。

接続法でよく使われる動詞

はじめに記したように、主節動詞が「勧告、助言、忠告、依頼、要求、命令、願望、期待、使役、許可、禁止、疑惑、反対、妨害」などを意味するとき、日本語で従節(目的節)の動詞は「・・・するように」「・・・することを」となり、これをスペイン語では「接続法」で表します。主節動詞でよく使うものは以下のようなものです。

  • aconsejar(する)ように助言する
  • querer して欲しい
  • dudar(する)ことを疑う
  • rogar(する)ように頼む
  • pedir(する)ように求める
  • esperar(する)ように期待する
  • desear(する)ように願う
  • temer(する)ことを恐れる
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レイナルナ

では、ここから、しっかり勉強していきましょう。まずは、接続法の時制から始めます。
接続法の時制は、
・過去
・過去完了
・現在
・現在完了
の4つです。

接続法の時制

接続法の時制には、「過去に対応する時制」と「現在・未来に対応する時制」があります。
ほかの文法書とは違っているところもあるので、活用語形を参考にして、時制の呼び名を確認しましょう。

直説法との対応表で見るとわかりやすいです。

スペイン語の時制を整理

接続法 過去

Pretérito imperfecto de subjuntivo

① 活用

-ra型と-se型があります。意味の違いはありません。
直説法点過去3人称から語尾の-ronを取って作られます。
1人称複数形のアクセント符号に注意しましょう。

スペイン語接続法過去

② 用法

従節に接続法が使われる文で、主節の動詞が「直説法点過去・線過去・過去未来」の時、従節で用いられます。
つまり、主節動詞が「過去」になれば、従節動詞も時制と一致させて「過去」にしなければいけません。

  • El profesor nos dijo que leyéramos el libro.
  • Yo no creía que pudieran ganar la medalla de oro.
  • Me gustaría que vinieras conmigo mañana.

丁寧さを表します。(-ra型のみ)

  • Quisiera hablar con el señor Sánchez.
  • Quisiéramos pedirle un favor.

接続法 過去完了

Pretérito pluscuamperfecto de subjuntivo

① 活用

-ra型と-se型があります。意味の違いはありません。
「haber」の接続法過去 + 過去分詞 で作ります。

② 用法

従節に接続法が使われる文で、主節動詞が過去の時、その過去の時点より以前(大過去)に行われた事柄に対して用いられます。

  • No creía que hubieran aceptado esas condiciones.
  • Me alegré mucho que hubierais ganado el partido.

スペイン語接続法過去完了

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レイナルナ

ここまでが「接続法の過去」を表現するものでした。これから「接続法の現在」について説明します。
混乱したら、じっくり読んでマスターしましょう!

接続法 現在

Presente de subjuntivo

① 規則活用

スペイン語接続法現在

※注意すべき動詞
buscar: busque, …
llegar: llegue, …
coger: coja, …

② 不規則活用

「-ar動詞、-er動詞」は、直説法現在と同じ語幹母音変化をします。

スペイン語接続法現在

「-ir動詞」は、さらに、1.2人称複数で「e→i, o→u 」になります。

スペイン語接続法現在

直説法現在1人称を基本にして活用する動詞

スペイン語接続法現在

完全な不規則変化動詞(直説法現在1人称単数形が「o」で終わらない動詞)

スペイン語接続法

③ 用法

「話し手が未実現であるとみなす事柄」に対して主に従節で用いられます。

願望文

  • ¡Ojalá que todo salga bien!
  • ¡Que pases un buen fin de semana!(Que の前に「esperar、desear」などの願望を表す動詞が省略されています)
  • Quiero que vengas conmigo al cine.

依頼・命令・助言を表す文

  • Les pido que me voten, por favor.
  • El profesor dice que vayas a su despacho.
  • Le aconsejo que deje de fumar.

疑い・可能性を表す文

  • Quizás lleguen tarde.
  • Está nublando. Es posible que llueva.

主節が否定を表す文

  • No creo que Juan esté enfadado.
  • No es verdad que Diana sea actriz.

目的・時を表す副詞節

  • Te presto el libro para que lo leas.
  • Cuando vaya a Madrid, visitaré el Museo del Prado.

感情・主観的な判断を表す文

  • Me alegro de que te encuentres mejor.
  • Siento que no puedas ir.
  • Es bueno que te guste estudiar.
  • Es natural que estés enfadado conmigo.

接続法 現在完了

Pretérito perfecto (compuesto) de subjuntivo

① 活用

「haber」の接続法現在 + 過去分詞 で作ります。

スペイン語接続法現在完了

② 用法

従節に接続法が使われる文で、主節の動詞が現在の時、現在までに完了したと仮定される事柄に対して用いられます。感情・主観的な判断を表す文では、現在までに完了した事柄に対して用いられます。

スペイン語接続法現在完了

私は思わない パコが 生の魚を食べたとは
私は パコが 刺し身を食べたとは 思わない。

従節が「過去の内容」を表し、それを主節主語が感情や疑惑の「現在形動詞」でまとめています。

  • ¿Crees que Diego nos ha dicho la verdad?
    ― No, no creo que nos haya dicho toda la verdad.
  • ¡Bienvenido! Me alegro de que hayáis venido.

未来完了の行為も現在完了で表します。未来の条件(・・・したら)

  • Le haré un buen regalo cuando hayamos llegado a casa.
  • En caso de que lo hayas terminado, dímelo sin falta.
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レイナルナ

ここからは、「命令形」を学習します。接続法を使う場合があります。とにかく、動詞の活用形をよく覚えておけば、簡単に使うことができます。

命令法

肯定命令

「usted, nosotros, nosotras, ustedes, 」に対しては、「接続法現在」が用いられます。
いくつかの例を一覧表で示します。スペイン語命令法

否定命令

人称に関わらず、常に「接続法現在」が用いられます。

  • No olvides el paraguas.
  • No saquen fotos aquí, por favor.

命令文における目的格人称代名詞と再帰代名詞の位置

肯定命令では「動詞の語末」、否定命令では「動詞の前」に置きます。

スペイン語命令文接続法

再帰動詞の肯定命令のうち、
1人称複数形は語尾の 「-s」
2人称複数形は語尾の 「-d」
が脱落します。

再帰動詞の肯定命令

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レイナルナ

「yo」 に対する命令形はありません。私が私に向って命令する時でも、2人称単数形を使用します。
Una voz interior me dijo: ” ¡Ten mucho cuidado!”

慣れたら簡単!接続法

接続法は慣れてしまえば、それほど難しくありません。

次の2つの日本語の文を比べてみましょう。

a) それを買うことをおすすめします。
b) それを買うようにおすすめします。

「ことを」は、直説法
「ように」は、接続法
です。
この程度の違いだけなのです。

どちらも、独立文、従属文に使えますが、接続法のほうが従属文で使うことが多いのです。

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レイナルナ

接続法は、「ように話法」というあだ名をつけて、考えてみましょう。

接続法の使い方まとめ

過去

従節に接続法が使われる文で、主節の動詞が「直説法点過去・線過去・過去未来」の時、従節で用いる。
丁寧さを表す。(-ra型のみ)

【cantar】cantara / cantase

過去完了

従節に接続法が使われる文で、主節動詞が過去の時、その過去の時点より以前(大過去)に行われた事柄に対して用いる。

「haber」の接続法過去 + 過去分詞
【cantar】hubiera cantado/ hubiese cantado

現在

「話し手が未実現であるとみなす事柄」に対して主に従節で用いる。
基本訳「・・・するように、・・・しますように」

【cantar】cante

現在完了

従節に接続法が使われる文で、主節の動詞が現在の時、現在までに完了したと仮定される事柄に対して用いる。
感情・主観的な判断を表す文では、現在までに完了した事柄に対して用いる。
未来完了の行為も現在完了で表す。未来の条件(・・・したら)

「haber」の接続法現在 + 過去分詞
【cantar】haya cantado

命令

否定の命令文はすべて接続法

勉強に使用した本

最後に、私が独学で使用した本をご紹介します。ほぼこれ一冊で頑張りました。
ちょっと残念なのが、解答ありバージョンがなくなってしまったことです。
私が手に入れたのは、もう5.6年前になるので、今はもっと良い本があるのかも知れませんので、ご参考までに。

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仮定文

仮定文(現在・過去の事実にないことの仮定)も接続法を使用します。
こちらにまとめてありますので、余裕があれば、一緒に学習してみてください。
よくわかる!「もし~なら~なのに」スペイン語の【Si + 仮定・条件と願望】の表現

Gracias por leerme. Hasta la próxima.