「かっこいいスペイン語」が話したくなる映画『シェフ』|音楽と食とことばで旅するラテン文化

スペイン語を話したくなる映画『シェフ』|音楽と食とことばで旅するラテン文化https://chefthefilm.com/

これから「スペイン語を初めてみたい!」
または、「スペイン語ってどんな感じなのかな?」
そして、「スペイン語を楽しく学びたいけど、勉強だけじゃ続かない・・・」
すでにスペイン語の世界に触れているそんな方々にも、ぜひともおすすめしたい映画を1本、ご紹介します。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef, 2014)』は、ラテン音楽・キューバ料理・人とのつながりを通して、スペイン語の魅力を存分に味わえる映画です。
観るだけで「スペイン語を話したい!」という気持ちが自然と湧いてくる、まさに語学モチベーションブースターの一本です。

映画でスペイン語を学ぶってあり?

スペイン語を勉強している人、あるいはこれから始めたい人にとって、映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました(Chef)』は最高のモチベーション源になる作品です。
この映画には、スペイン語を話したくなる魔法が詰まっています。(基本、英語の作品ですが、ところどころに素敵なスペイン語が登場します)
全部がスペイン語だと、何が何だかわからないと思いますが、少しのスペイン語なら、ストーリーの前後で、なぜか理解できた!なんてことになると思います。

 

映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』とは?

主人公カールは、一流レストランのシェフ。
しかし自分の料理を思うように作れず、SNSの炎上をきっかけに仕事を失ってしまいます。
そこで彼は、キューバサンドのフードトラックを始め、息子とともにアメリカ横断の旅に出ます。

彼の料理への情熱、息子との絆、そして旅の途中で出会うラテンのリズムと人々の陽気さが、観る者の心を温めます。
マイアミからニューオーリンズ、オースティンへと続くロードトリップの中で流れるスペイン語の音楽と会話。
その明るく情熱的な響きに「スペイン語っていいな!」と思わず口にしたくなります。

特に、マーティン(カールの友人 y 部下のシェフ)が、テンポよくスラスラとスペイン語を喋っちゃいます。本当にかっこいい!何度も聞いていたい!(笑)コロンビア人の俳優さんが演じています。

字幕なしのスペイン語フルバージョンの動画(YouTube)
Chef a domicilio (2014)

 

イケてるラテン音楽がスペイン語の世界へ誘う

この映画の魅力の一つが、ラテン音楽とスペイン語のリズム。
特に、マイアミのシーンではキューバ音楽が流れ、陽気なスペイン語のフレーズが飛び交います。

音楽に合わせて自然に耳に入ってくるスペイン語のリズムが、リスニング感覚を育ててくれます。
勉強というより、“感じて覚える”感覚に近いです。

映画『シェフ』のサウンドトラックを作った人は、本当に素晴らしいですね。
料理をしながら聴くのもお勧めします。まさに最高の雰囲気に浸れます。やっぱラテンは良いよね~!

 

スペイン語フレーズを楽しもう!

映画の中では、短いけれど印象的なスペイン語フレーズも登場します。
たとえば、

  • ¡Vamos!(行こう!)
  • ¡Qué rico!(おいしい!)
  • Amigo(友達)
  • Gracias, mi hermano.(ありがとう、兄弟。)

こうした言葉が、登場人物たちの温かさやエネルギーを伝えています。
意味を知らなくても、雰囲気で伝わる「ラテンのノリ」が心地よく、自然に言葉が記憶に残るはずです。

そして、真似して声に出してみましょう。ネイティブの会話感覚をつかめます。

 

料理×スペイン語=文化をまるごと学べる

この映画の最大の魅力は、料理と文化が言葉でつながるところ。
ラテンの食文化とスペイン語が、密接に結びついていることを感じさせてくれます。
スペイン語は単なる「言葉」ではなく、人と人をつなぐ味わい深いスパイスのような存在だと気づかされます。

たとえば、映画に登場する「キューバサンド(Cuban Sandwich)」は、スペイン語圏の味そのもの。
この映画をきっかけに「ラテン文化を言葉から知りたい」と思う人も多いでしょう。

スペイン語を学ぶと、キューバやメキシコ、スペインなど、世界中の食文化にも触れられる。
映画をきっかけに、スペイン語学習がぐっと楽しくなること間違いなしです。

その他、登場する「美味しい!」に決まってる、お料理の数々

  • Aglio E Olio/Scarlett’s Pasta スカーレットのパスタ(ニンニク、唐辛子、レモン、パセリのパスタ)
  • Grilled Cheese グリルドチーズ(チーズを挟んだホットサンドイッチ)
  • Chocolate Lava Cake モルテンチョコレートケーキ(中にとろっとしたチョコレートが入っている、ケーキ。ラバ (lava) はスペイン語で「溶岩」です)
  • Kettle corn ケトルコーン(甘じょっぱいアメリカの人気ポップコーン菓子)
  • po’ boy ポーボーイ(ニューオーリンズ発祥のサンドイッチ。フランスパンに、フライドしたエビ、レタス、トマト、ピクルスなどが入ってボリューミー)
  • Roast Mojo Pork モホポーク(キューバサンドに欠かせないお肉)
  • Yuca frita ユッカ芋のフライ(揚げたキャッサバ芋のキューバ料理)
  • アンドゥイユ Andouille(フランス起源、豚肉の燻製ソーセージ、ルイジアナ州のケイジャン料理やクレオール料理でも広く使われている)
  • ベニエ Beignets(フランス語で「揚げた生地」を意味する、四角いドーナツ)
  • ブリスケット テキサス Texas style smoked beef brisket(テキサス式BBQ、牛の胸肉を薪や炭でじっくりと低温で燻製調理する料理)

ググるとレシピがたくさん出てくるので、気になったらチェックしてみてくださいね。

 

おまけに「アメリカへ行きたくなる!」

フードトラックでアメリカを横断するロードムービーなので、アメリカの地理が学べます。
ざっとですが、カール達が訪問した都市です。

  • Los Angeles ロサンゼルス(カリフォルニア州南西部に位置する西海岸最大の都市アメリカで人口2位)
  • Miami マイアミ(フロリダ州の南端に位置、キューバの近く、リトルハバナがある)
  • New Orleans ニューオリンズ(ルイジアナ州最大の都市、かつてはフランスの植民地、アメリカの中でも料理がおいしいことで有名)
  • Austin オースティン(テキサス州の州都、世界のライブ音楽の中心地)

ロサンゼルスやマイアミは、ラテンアメリカ系の住民が多いので、スペイン語を話す人も多数います。

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スペイン語学習者へのおすすめポイント

  • リスニング練習に最適:短いスペイン語フレーズが多く、発音がはっきりしている
  • 音楽で耳が鍛えられる:ラテン音楽を聴きながら自然に言語感覚が磨ける
  • 文化背景を一緒に学べる:料理・家族・友情など、スペイン語圏の価値観を感じられる
  • モチベーションが上がる:ポジティブで楽しい雰囲気が、学習意欲を刺激する

 

スペイン語を「感じる」映画

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、スペイン語を「勉強する」よりも「感じる」映画です。
言葉と音楽と料理のエネルギーがあふれるこの作品を観れば、きっとあなたも「¡Vamos a hablar español!(スペイン語を話そう!)」という気持ちになるはずです。

Gracias por leerme. Hasta la próxima.