スペイン語の接続詞「que」の使い方・見分け方をわかりやすく!

接続詞 que

スペイン語にはよく「que」が出てきます。大きく分けると、「接続詞 / Conjunción」と「関係代名詞 / Pronombre relativo」の2種類の機能を持っています。
今回は、接続詞「que」の使い方と訳し方についてまとめます。

働き

基本的には、「従属節(Cláusula subordinada)の文を名詞節(Cláusula sustantiva)にする」ものです。

Yo te aconsejo que te levantes más temprano.
(私は君にもっと早く起きるように勧める。)

主節
Yo(私は)te(君に)aconsejo(助言する)
従属節(名詞節)
que(こと)te levantes(起きる)más(もっと)temprano(早く).

この接続詞を含む従属節の内容は、「~のこと」という意味で主節につながります。

文中で使われる場合

私はカルメンがスペイン人であると思う。(名詞節は代名詞になるので、右側の文のように書きかえることができます。)
Yo creo que Carmen es española. → (Yo)Lo creo.

主節
Yo(私は)Creo(信じる)
従属節(名詞節)
que (こと)Carmen(カルメンは)es(である)española(スペイン人).

従属節
「カルメンはスペイン人です」
この文が、
名詞節
「カルメンがスペイン人であること」
になり、
主節
「私は信じる」
につながります。
そのつながり方は、主節動詞の直接補語になるので、「~を」という言葉で補い、
例文全体の意味が、
「私はカルメンがスペイン人であることを信じる」
になり、日本語らしく修正し、
「私はカルメンがスペイン人であると思う」
となります。



君はもっと食べることが必要だ。(右側の文のように書きかえることができます。)
Es necesario que comas más. → Eso es necesario.

主節
Es(である)necesario(必要)
従属節(名詞節)
que(こと)comas(食べる)más(もっと).

従属節
「君がもっと食べる」
この文が、
名詞節
「君がもっと食べること」
になり、
主節
「~必要である」
につながります。
そのつながり方は、主節動詞の主語になるので、「~は」という言葉で補い、
例文全体の意味が、
「君がもっと食べることが必要である」
になり、日本語らしく修正し、
「君はもっと食べることが必要だ」
となります。

また、従属節の文の動詞は、主節が話し手の意思を表現する時は名詞節の動詞は接続法になります。

文頭で使われる場合

文頭に置かれるとさまざまな意味を表現します。

¿Que lo dijiste tú?
[確認] 君がそれを言ったということか。

¡Que Juan está allí!
[強調] フアンはあそこにいるって!

¡Que María venga pronto!
[間接命令] マリアに早く来させなさい。

¡Que vengas pronto!
[命令の強調] 早く来いって!

¡Que Lola venga pronto!
[願望] ローラが早く来ればいいのになぁ。

Que vaya Juan, que venga Lola, el resultado será el mismo.
[譲歩] ファンが行っても、ローラが来ても、結果は同じことだろう。

いろいろな意味になる使い方

María es colombiana, que yo sepa.
[限定] 私の知る限り、マリアはコロンビア人です。

Hoy no salgo, que llueve.
[理由] 今日は雨だから外出しないよ。

Tiemblo porque frío, que no miedo.
[断り] 私が震えているのは寒いからであり、こわいからではない。

Cállate, que te pego.
[通告] 黙れ、さもないと殴るぞ。

Hablaste tan bajito que no te entendí nada.
[結果] 君はとても低い声で話したので、君の言うことが何もわからなかった。

比較の基準を表示する使い方

Juan estudia más que yo.
フアンは私よりもよく勉強する。

Tengo la misma opinión que tú.
私は君と同じ意見だ。

働きを理解するヒント

実際の文中で使われている「que」の機能の見つけ方を記録します。

「~のこと」と訳してみる

「que」の後ろの文を「~のこと」と訳して、前後の文に主語や直接補語で組み込むことができれば、接続詞です。

直前に名詞(句)があれば、関係代名詞である可能性が高い

El presidente, que mañana cumplirá dos años de su mandato, dijo que el suceso exiga acciones más adecuadas.
最初の「que」→ 関係代名詞
2番目の「que」→ 接続詞
「大統領は、明日で任期が2年になるが、その出来事はいっそう的確な行動を要求している、と言った。」

直前に定冠詞があれば、関係代名詞である可能性が高い

しかし、定冠詞がelである場合、queが接続詞で、従属節を強調することもあります。

El que no entra a nadar no se ahoga en la mar. (ことわざ)
泳ぎに入らない者は海でおぼれない。

El que insistas en eso no es más que una estupidez.
君がそのことにこだわることは、ばかげた行為でしかない。

直前に前置詞 para, por, sin がくれば、接続詞

そのほかの前置詞なら判断の手かがりになりにくいので、ほかのヒントを使います。

関係代名詞
Esa es la manera en que debe ser ejecutada esta ley.
それが、この法律で遂行されるべき方法です。

接続詞
Pedro ha dicho en que vaya al cine conmigo.
ペドロは私と一緒に映画館へ行きたいと言っている。



二通りに解釈できる文
Ya tengo recibida la noticia de que habló el jefe en la sesión.

接続詞
私はもう上司が会議で話したという情報を受け取っている。
[情報 = 上司が発言したという事実]

関係代名詞
私はもう上司が会議で話した情報を受け取っている。
[情報 = 上司の発言内容](hablar de ~ 「~について話す」)

使用テキスト

私が独学で勉強していた時に使っていたものです。いまだに何度も読み返し復習しています。
特に最初の教科書は、日本語で学べなかった文法について、しっかり解説してくれているので、本当にわかりやすく、独学にはピッタリです。
私は、グアテマラにも持参し、学習中は何かと開いて確認していました。
この二冊があれば、先生や学校は不要かも、と思うくらい、心強い文法本です。


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Gracias por leerme. Hasta la próxima.

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