日本ではなかなかお目にかかれないグアテマラ料理。私もグアテマラに行くまでは、全く知りませんでした。
その知られざるグアテマラの伝統料理には、
Tamales(タマーレス)、Chapina(チャピーナ)、Chile Relleno(チレ・レジェノ)、Suban-ick(スバン・イック)、Jocon(ホコン)、Picado(ピカード)など、たくさんの美味しい料理があります。
料理の名前も可愛いでしょう?
今回は、中でも私が大好きな代表的グアテマラ料理「Pepián」を本場のレシピから、私がアレンジして作っているものを日本語で紹介します。たくさんあるレシピをいろいろ見て、簡単に作れる方法を考えてみました。
日本にある食材でも美味しく作れますので、ぜひ試してみてください。
Pepián(ペピアン)のレシピ
El Pepián es originario de Chimaltenango y se distingue de las demás comidas guatemaltecas por tener dos deliciosas variedades, el Pepián guatemalteco puede ser rojo o negro y acompañado de carne de res, cerdo, pollo o una mezcla de los tres. Se trata de un guiso tradicional guatemalteco. Se sirve en las bodas, celebración de cumpleaños y hasta en el entierro de un difunto. Fue declarado Patrimonio Cultural Intangible de la Nación por el Ministerio de Cultura y Deportes, según Acuerdo Ministerial 801-2007.
ペピアンは、チマルテナンゴの家庭料理で肉や野菜を煮込んだシチューです。牛肉、豚肉、鶏肉などを使い、赤と黒のベースで味のバリエーションがあります。
グアテマラでは、結婚式や誕生日のお祝い、葬儀の場でも食べられる伝統的な料理です。
この料理は、文化スポーツ省によって国の無形文化遺産に指定されました。
Ingredientes(材料)4人分
- 鶏手羽肉 8~10本くらい
- にんにく 3カケ
- フレッシュコリアンダー 1束
(A)
- 緑のかぼちゃの種(なければ、アーモンドスライス) 大さじ2
- 煎りゴマ 大さじ2
(B)
- 乾燥した赤唐辛子 2本(お好みで)
- シナモンスティック 1本
- クローブ 2本
- ブラックペッパー 大さじ1
(C)
- トマト 4個
- グリーントマト 4個
- バナナの皮 1枚
- 赤ピーマン 1個
- ピーマン 2個
- 人参 1本
- たまねぎ 1個
- さやいんげん 10本くらい
- 中くらいのジャガイモ 2個
- 水 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
- トルティーヤまたはパン
Preparación(作り方)
① まずは、鶏肉の下ごしらえ。
深い鍋に水、鶏肉、ニンニク、くし形にした1/4の玉ねぎ、コリアンダー、少しの塩を入れて、20分ほど煮ます。
アクが出たら取り除きます。スープは後で使うのでとっておきます。
② 黒のベースを作ります。
フライパンで、(A)を焦がさないように乾煎りします。
茶色くローストされたら、別の容器に取り除き、続けて(B)を焦がさないように乾煎りします。
(A)と(B)を少量の①のスープと混ぜます。
③ 赤のベースを作ります。
フライパンやグリルなどで、(C)を焼き付けます。
④ 一口大に切った人参を①に入れ柔らかくなるまで煮ます。
⑤ ベースをミキサーにかけます。
先に②の黒ベースをミキサーにかけたら、④に入れます。
同じように③の赤ベースをミキサーにかけて、④に入れます。
よくかき混ぜましょう。
⑥ くし形にカットした玉ねぎ、一口大にカットしたじゃがいも、さやいんげん(長ければ半分にカット)を④に入れて、野菜がやわらかくなるまで煮ます。スープの残りが少なければ、少し水を足してください。
最後に塩、コショウで味を整えます。
⑦ ご飯やパン、トルティーヤと一緒に盛り付けてできあがり。
ラテンの食材その1「Miltomate」(ミルトマテ)
現地グアテマラでは、「Miltomate」(ミルトマテ)と呼ばれるグリーンの食用ほおずきを入れて作る場合もあります。
メキシコでは、「Tomatillo」(トマティージョ)と呼ばれ、辛いサルサソースなどに欠かせない食材です。
日本ではまだ手に入りにくいのですが、なんと楽天で扱っているところがありました。
さらに!種までも!
ちなみに「Miltomate」は、「小さなトマト」という意味ですが、トマトとは大きく異なる味です。
ラテンの食材その②「Pepitoria」(ペピトリア)
グアテマラや中南米で言う「Pepitoria」とは、かぼちゃの種のことを指し、スイーツなどによく使われています。
スペインでも、煮込み料理にアーモンドや松の実などのナッツがよく使われますが、これらをつぶしたものが「ピカーダ」と呼ばれるベースです。これに、砕いたゆで卵の黄身やアーモンドパウダーを入れたものを、ペピトリア(pepitoria)と言います。
地域によって、料理につくニックネームが違うのには、何か理由がありそうですね。
「Tortilla」(トルティージャ)も中南米では、トウモロコシなどで作る薄焼きパンの事ですが、スペインでは、ポテトオムレツの事なので、まだ知らなかった頃は「どーなってんだろ?」と混乱していたものです。
Receta para hacer dulce de pepitoria(かぼちゃの種で作るスイーツレシピ)
ペルーの伝統料理にも挑戦!
美味しくて簡単なので、ぜひ作って食べてみてほしいです。
本場のレシピから!ペルー料理【Lomo Saltado ロモ・サルタード】/日本語訳
Gracias por leerme. Hasta la próxima.